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第4回記事 非上場中堅企業のための戦略的資金調達ガイド―投資家・金融機関との信頼構築の7つの視点― 

■グロース市場の教訓を非上場企業に活かす 東京証券取引所(東証)が2025年9月2日に開催した第23回「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議」の資料3では、グロース市場における「経営者と投資家の期待ギャップ」を7つの視点で明確化しました。 この分析は、成長志向の企業が資金提供者との信頼を築き、市場での評価を高めるための普遍的な教訓を提供します。これらの視点は、非上場中堅企業にとっても、ベンチ
令和7年分の所得税から、一定の要件のもと、最大で基礎控除額が48万円から95万円に、給与所得控除の最低保障額が55万円から65万円に引上げられました。これにより、所得税がかかるライン(課税ライン)は、103万円から160万円になりました。これにより、「年収103万円の壁」といわれていた年収の壁の1つが撤廃されたことになります。 また、大学生年代(19歳以上23歳未満)の子等がいる親等の税負担を軽減
近年、原材料価格やエネルギーコストの高騰、従業員の賃上げの必要性等を背景に中小企業の経営は厳しくなったおり、その原資を確保することが求められています。特に中小企業にとっては、こうしたコストの上昇分を自社の商品・サービスの価格に適正に反映させる「価格転嫁」が、経営の安定化・強化に不可決です。   2025年の通常国会で成立した「改正下請法」では、発注者側に対して一方的な代金額を決定すること、手形によ
2025年4月1日から次世代育成支援対策推進法が改正されたことにより、くるみん認定・プラチナくるみん認定等の認定基準も改正され、マークも新しくなりました。今月は、くるみん認定を受けることにより得られるメリットや必要な労務管理をご説明いたします。 ※くるみんマーク・プラチナくるみんマーク・トライくるみんマークとは 次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた
令和7年度の税制改正と社会保険の改正により、いわゆる「年収の壁」の基準が変わります。この改正は、物価上昇局面における税負担を調整する観点と、働き方改革や少子高齢化に伴う労働力不足を背景に行われます。特に、非正規雇用者やパートタイム労働者が、年収増により所得税・社会保険料の負担が過大になることを避けるため、働きやすい環境を整える必要があります。 Q. 令和7年度の改正で「年収の壁」はどのようにかわる
2025年も半年を過ぎ、多くの上場企業では25年3月期決算並びに株主総会を終えましたが、取締役会の在り方を含めたコーポレートガバナンスに関連する話題が多く見られました。とりわけ一部企業ではでコンプライアンスに関する改善の取組みや外資ファンドとの株主総会での議決権の攻防などの話題が報道されましたが、多くはコートレートガバナンスに関連した事象であるとも言えます。このように上場企業でガバナンス強化の動き
本記事はBDO三優ジャーナル2025.Aug.No,165に寄稿させていただきました内容です。 「最近の日本経済の動向と企業の経営課題」 三優監査法人名誉会長 杉田 純 内閣府は6月9日に1~3月期の国内総生産(GDP)の改定値を公表した。実質の調整値は前期比0. 0%減、年率換算で0.2%減で、4四半期ぶりのマイナス成長となった。個人消費は前期比0.1%増でほぼ横ばいであった。物価上昇の継続から
1.前回の振り返り 前回(第10回)は、人事制度の運用におけるポイントを(1)経営陣の社員に対する人間観 (2)管理職の職場マネジメント (3)人事部門の役割 の切り口で解説しました。今回は、目標管理制度におけるモニタリングのポイントについて解説します。 2.目標管理制度におけるモニタリングのポイント 経営管理手法の一つである目標管理制度を導入している企業は多いと思います。1年あるいは半期の目標を
人材開発支援助成金(人への投資促進コース) 事業主等が雇用する労働者に対して、事前に作成した計画に沿って職務に関連した訓練を実施する場合に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等を助成する制度です。 IT分野の未経験者を即戦力化するための訓練等を実施した場合や、労働者が自発的に受講した訓練費用を事業主が負担した場合等に助成をすることにより、企業内における人材育成を促進することを目的としています。 ※人
国税庁は6月、「インボイスの取扱いに関するご質問」を3問追加しました。追加項目のご説明をいたします。 (適格請求書の交付に当たっての金銭的負担) Q. 当社は適格請求書を電子データにより提供することとしており、書面での交付を求められた場合には、印刷代などにかかる実費相当分として110円(税込み)の負担を求めることとしています。交付にあたって金銭的負担を求めることは問題はないでしょうか。 A. 電磁
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